※本記事にはプロモーションを含みます。
「人生で行ける旅行って、あと何回だろう」
ある夜、ふとそう考えてしまいました。
52歳の会社員です。旅行は年に3回ほど。国内は妻と2泊3日、海外は年末年始に私ひとりで4泊5日。多いほうではありません。
本気で計算してみると、残り時間は意外と短い。元気に動ける期間を70代半ばまでと見ても、あと20回ちょっとです。
その事実に気づかせてくれたのが、今回紹介する6冊でした。
この記事でわかること
- 50代こそ「旅行と生き方」の本を読むべき理由
- 52歳・会社員が実際に読んで価値観が変わった6冊
- 各書籍の概要と、50代に響くポイント
- 旅行を「贅沢」から「人生のメンテナンス」に変える視点
50代こそ「旅行と生き方」の本を読む理由
50代に入ってから、時間の感じ方が変わりました。
20代の頃は「いつかやればいい」で済んだことも、50代になると「いつ」が具体的に見えてきます。健康寿命を考えると、自由に旅行できる時間は思ったより限られています。
人生100年時代と言われますが、元気に動ける期間はその半分以下かもしれません。だからこそ、残りの時間で何を選ぶかという視点が大事になります。
本は、そのヒントをくれる存在です。著者が何年もかけて整理した考えを、数時間で受け取れる。50代にとって、これほど効率のいい学びはありません。
1冊目:『死ぬまでに行きたい世界の絶景』詩歩
この本の概要
世界中の絶景スポットを写真でまとめた、定番の1冊です。著者の詩歩氏は、SNSで絶景情報を発信し続けてきた方。旅行のモチベーションを上げるための本として広く知られています。
50代に響くポイント
50代になると「いつか行きたい場所」がぼんやり消えていきます。仕事や家庭に追われ、旅行の優先順位が下がるからです。
この本は、そんな状態の人にとって地図のような役割を果たします。ページをめくるだけで「次の候補」が浮かんできます。
私の受け止め方
私の海外旅行は近距離アジアに限られています。年末年始しかまとまった休みが取れず、その時期は航空券が高いからです。
だからこの本に載っている絶景の多くは、正直まだ現実的ではありません。それでも眺める価値があると思っています。「行けない」と「行かないと決める」は違うからです。
2冊目:『DIE WITH ZERO』ビル・パーキンス
この本の概要
「資産を残して死ぬのは、使い損ねたということだ」という、かなり思い切った主張の本です。お金は経験に変えてこそ意味があり、しかも経験には賞味期限があると説きます。
50代に響くポイント
この本の核心は「同じ経験でも、いつするかで価値がまったく違う」という点です。
20代でできる旅と、50代でできる旅、80代でできる旅は別物です。お金が貯まってから行こうと思っているうちに、体力のほうが先に尽きる。
50代は、その分かれ目にいます。
私の受け止め方
私は43歳から資産形成を始めて、52歳で4,900万円まで来ました。貯めることには、それなりに真面目にやってきたつもりです。
この本が突きつけてくるのは、その先の問いでした。貯めた先に何をするのか。
年末年始にひとりで海外へ行くことに、以前は少し後ろめたさがありました。妻を置いていくことにも、20万円使うことにも。今はあまり気にしていません。この本の考え方が、その後押しになったのは確かです。
3冊目:『アート・オブ・スペンディングマネー』モーガン・ハウセル
この本の概要
『サイコロジー・オブ・マネー』の著者による続編です。前作が「お金との付き合い方」なら、こちらは**「お金の使い方」**がテーマ。副題は「1度きりの人生で『お金』をどう使うべきか?」です。
50代に響くポイント
節約や投資の本はたくさんありますが、使い方を正面から扱った本は多くありません。
50代は、貯める段階から使う段階へ移っていく時期です。「いくら貯めるか」より「何に使うか」のほうが、実は難しい問いだと気づかされます。
私の受け止め方
20代から30代にかけて、私は高級車に合計1,500万円を使いました。当時は満足していましたが、今振り返ると、あれは車が欲しかったのではなく、見栄を張りたかったのだと思います。35歳で結婚してやめ、10年前には車自体を手放しました。
同じ1,500万円でも、使い方によって残るものはまったく違う。この本を読むと、その差がどこから生まれるのかが言語化されています。
失敗した経験があるからこそ、刺さる本でした。
4冊目:『LIFE SHIFT 2 100年時代の行動戦略』リンダ・グラットン
この本の概要
世界的ベストセラー『LIFE SHIFT』の続編です。100年生きる時代の働き方・学び方・人付き合いを、具体的な行動戦略として提示しています。
50代に響くポイント
50代以降のキャリアを考えるとき、多くの人が「定年後どうするか」で悩みます。この本は、その問いを「人生の余白で何を選ぶか」という前向きな視点に置き換えてくれます。
仕事・家族・学び・健康のバランスを「マルチステージ」として捉える発想が、50代には特に効きます。
私の受け止め方
「役職定年や定年退職は、人生の終盤ではなく中盤」という捉え方が新鮮でした。
定年後も20年以上は元気に動ける可能性があります。その時間を「余生」と呼ぶのはもったいない。旅行も、その新しいステージの中心にある活動のひとつだと整理できました。
5冊目:『定年後』楠木新
この本の概要
定年を迎えた人たちへの取材をもとに、定年後の現実を描いた本です。理想論ではなく、実際に何が起きているのかが書かれています。
50代に響くポイント
この本が容赦ないのは、「やることがない」という現実を正面から書いている点です。
お金の準備をしていても、時間の使い道を準備していない人は多い。定年後に何をするかを、50代のうちに考えておく必要があると気づかされます。
私の受け止め方
私が旅行に予算を割いているのは、資産形成と同じくらい「時間の使い方の練習」だと思っているからです。
定年後に急に自由時間が増えても、たぶん使い方が分かりません。今のうちに「自分は何をしているときが楽しいのか」を確かめておく。旅行はそのための一番わかりやすい手段でした。
6冊目:『定年前、しなくていい5つのこと』大江英樹
この本の概要
定年前の世代が「やらなくていいこと」を整理した本です。何かを増やすのではなく、減らす方向から書かれているのが特徴です。
50代に響くポイント
50代向けの本は「今のうちにこれをやれ」と迫るものが多いなかで、この本は逆を行きます。不安を煽られて余計なことを始めるより、まず引き算をする。その姿勢が読んでいて楽になります。
私の受け止め方
私の資産形成も、増やす前に減らすことから始まりました。保険・通信費・車の3つを見直したら、年間40万円ほど支出が減りました。増やすより、減らすほうが確実で早い。
旅行も同じで、回数を増やすより「行かない旅行を決める」ほうが、結果的に満足度が上がりました。年3回に絞ったのは、そういう理由です。
6冊を読んで変わった3つのこと
① 旅行費を「使ってしまったお金」と思わなくなった
以前は、旅行に25万円使うと少し罪悪感がありました。今は「今しか買えないものを買った」と考えています。同じ25万円でも、10年後には同じ旅ができないかもしれないからです。
② 予算を先に決めて、回数はこだわらなくなった
年間いくらまで、とだけ決めています。回数は年によって変わります。海外が年1回の年もあれば2回の年もある。決めるのは金額だけにしたら、計画が楽になりました。
③ 夫婦で同じ旅をしなくていいと思えるようになった
私は海外旅行が好きですが、妻はそこまでではありません。以前は「夫婦なら一緒に」と思っていたので、予定が合わないと旅行そのものが流れていました。
今は国内は二人で、海外は私ひとりで。決めてしまうと、お互いに気を遣わなくなりました。
まとめ
- 50代の旅行は「行けるかどうか」ではなく「いつまで行けるか」の問題
- 『DIE WITH ZERO』『アート・オブ・スペンディングマネー』は使い方を考えさせる2冊
- 『定年後』『定年前、しなくていい5つのこと』は時間の使い道を準備させてくれる
- 貯めることと同じくらい、使うことは難しい
今日の一歩:気になった1冊を手に取ってみてください。旅行の予算を決める前に、何のために行くのかが少しはっきりします。
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※本記事は筆者の個人的な読書体験と感想に基づくものです。書籍の内容や効果には個人差があります。